母の日に思う。
5月14日
 母の日に思う。
 
 92才の母は介護病院に入っている。胃瘻でなんとか生きている。
 
 最近は認知症が進んできた。私が息子だということはわかるが、「どこに住んでいるの、奥さんはいるの」と聞いてくる。父親(夫)や孫の名前を挙げても反応しなくなった。
 
 見舞いに行くと、いつも「さびしい、帰らないで」と言って、私のシャツをつかんで体がますます小さくなり、骨と皮で血管が紫色に浮き上がっている手を離さない。帰れなくて1時間半ぐらいはいるが、つらい。母は横浜の家にはもう、帰れないのである。
 
 を失って30年経ち、気丈だった母は子供に戻っていく。駄々っ子である。
 病室には他に3人の90代女性がいるがしゃべることができないで寝たきりである。それに比べると、かすれてはいるが母の生の声を聴けるだけでもいい。

 今日は、妻に頼んで、がよく作ってくれた切り干し大根の煮物、ひじき煮で呑む。
 DSC_0605 (1) カーネーションではないが花を飾る。
 
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