栃木県那須町のスキー場、高校生の雪崩事故に思うこと。3・28~3・31
 
 薄曇り。 前日の雪崩事故のニュース・新聞を見る。
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3月28日
 
 私は、元、高校の山岳部の顧問で生徒を何度も雪山に引率した経験がある。まだ、軽々しいかもしれないがコメントを述べる。
 
 雪が多く降ったため、茶臼岳登頂を中止をしたのは当然の判断だ。雪崩注意報も出ている。
 ラッセル訓練に切り替えたのはいいが、場所・コースの選択が甘かったのではないか。
 
 普通、雪崩が起きにくい雪山ルートは決まっているが、登頂しないのだから、それを外れての適当な安全な場所を選ぶ必要がある。
 
新聞の写真を見ると、事故現場はスキー場のゲレンデを外れた斜度のある左斜面の林の上方で尾根に出た付近である。
 
 新聞にも、「ゲレンデを横断し林に入ったところで、班(5班)ごとに列になり、斜面の雪を踏みしめ始めた。50メートルほどまで登った林を抜け出た付近で、休憩を取っていたところ起きた」とあるから、一致する。
 
 ホワイトアウト状態であったらしい。その付近をやみくもに歩き回ると危険だ。
 *「班ごとに列になる」というのは、それだけ斜面を広く横に切断することになる。これも危険だ。ここでの行動が尾根の上方部を刺激し、雪崩を誘発したのではないか。

 新聞によると、インタビューに応じた生徒は「15度から20度、25度。どんどん斜度を増していくゲレンデを列になって進んだ。400~500メートル登ったところで、グループに分かれて雪のを乗り越える訓練になった。」という。
 
 林の中をラッセルしている。写真で見ると急である。私ならば選ばない。指導者は、経験から雪崩が起きるところではないと言い切っている。
 
 今回の気象の特殊性を考えると怖い思い込みである。が良かっただけである。今回は運が悪かったではすまない。
 
 ある専門家は地形からいって雪崩が起きやすいところだとも言っている。見解の相違がある。
 
 「この塊」は危険信号である。雪崩の兆である。ブロック雪崩の可能性がある。ここで、この訓練は必要ない。止める。先へ進むべきではないのに、先頭の大田原高校のグループが最も犠牲になつてしまった。
 
 先頭の顧問の先生はケガをして入院しているらしいが、話しを聞く必要がある。ここがポイントである。その記事はいまだにない(3月31日現在)。 記者各位、取材してほしい。 
 
 ある専門家は「もっと平たんで、安全な場所を選ぶべきだった。ラッセルをしたことで山の頂の方向に向かって刺激となって伝わり、表層雪崩が起きたのではないか」という。そう、思う。

 晩酌は・・・省略。
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