下り坂老人の晩酌と同年代の嵐山光三郎の本を読む。
2月19日 
 断捨離、晴れ、青空、少し山の方は雲がある。ブログ作成、スーパーに行く。
 
 豚バラベーコンブロック300g300円、安い、貧乏症が出る。添加物が多いが買う。
 
 晩酌は・・・豚バラベーコンブロックのステーキといく。他、厚揚げ・野菜焼き。仕上げに焼きうどん

  外を見る。夕日をバックに黒々とくっきりした山並みが見える。

2月20日
  すごい風だ。警報が出る。外に出ない。春二番。ブログ作成 
 
  晩酌は・・・サバの干物・納豆・切り干し大根の煮物など。

2月21日
 嵐山光三郎の「下り坂繁盛記」(ちくま文庫)を読む。
 下り坂の同年代の老人の生き方を見る。
 
 実は、嵐山光三郎さんは、大学の二年先輩である。俳人でもある。
 
 還暦からは人生下り坂である。下り坂の日常生活ぶりを書いている。作家としての交友歴を俳句を交えて 分筆業と読書で鍛えた知識で、ちょっと不良ぽっく書いていて、なかなか味のある文章である。ちょい悪オヤジ風である。
 
 下り坂は命がけだ。どうやって人生の下り坂を降りていくかは、そう容易なことではなく、細心の注意と技術が求められる。*山登りは、登りより下りのほうが危険である。*印は私の感想
 
 下り坂を楽しむために登るのである。これを習得するためには、若いころより訓練しておかねばならない。登りはいろいろと苦しいこともあるが、何事も経験・冒険・訓練。それなりに頂上に到達すれば(老人を意識する)、これからは下り坂である。
 
 自転車のように下り坂の快感を楽しむのがいい。ペダルを漕がなくても(自然体で)スイスイと進む。らくで気分がいい。*自転車・スキーなどは快感だが、山の下りは危険がいっぱい。慎重に!転んだら老人は寝たきりになる。
 
 65才のときの収入は、60才のころの半分になった。自由業者は年金がない、いつまでも働かなければいけない。
 
 人生の下り坂は貧乏症になりがちだが、気にしない。考え方・行動次第(人脈)で繁盛する。年取れば健忘症、それも能力、平気で生きて居る事が繁盛のコツ」という。

 年を取れば を意識しつつも自然体で下り坂を楽しむ。老人はそういった嗅覚で生きていくのです。 *そうもいかないよ!
 
 最後に、正岡子規
  
  柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
 
 の句を引用している。
 
 肺を病んで喀血すると、カラダが水分をほしがる。熱があるときはつめたい果汁がほしい。柿が好きな子規は、むさぼるようにを食った。
 句の奥に「死の予感」がある。ただの風流な情景なんぞではないのです。と。

 正岡子規の「病牀六尺」に、「悟りという事は、いかなる場合にも平気で死ぬることかと思っていたのは間違いで、悟りという事はいかなる場合にも平気で生きて居る事であった。」とあるのは、「むさぼるように柿を食った」という表現に表れている。 *勉強になりました。
 
 病気を楽しむ、あきらめる。悟ることを拒否した。34年の生涯であった。

 *酒呑み光三郎兄いーは、商売の不安を感じながらも、貧乏症の老人たちを尻目に、今日も小粋なお姐さんのいる店に行く。

 そして、13年先輩の五木寛之の「新老人の思想」(幻冬舎)では、老いは自然であり運命人生八十年、60才からの20年の老後は人生の荒野が広がっているという。 
 
 *「青年は荒野をめざす」と、かっこよく言っておいて、今度は、下山の裾野は荒野だ。「老人はその荒野を行かざるをえない」という。あくまでも、かっこいい老人である。

 *私などは、下山の山里の温泉が楽しみで、一風呂浴びてのビールは最高!極楽!  
 はたして、人生の下山の終わりに極楽が待っているのだろうか。 
 
 年金・災害など社会情勢は厳しい。甘えてはいけない。アンチエイジングよりもナチュラル・エンディングを追求すべきである。
 老人階級の自立と独立の覚悟を説いている。 
 
 同じく、「下山の思想」にも、同じようなことが書いてある。「不安こそ生きる力」・「あきらめる」は、「明らかに究める」の意で、どうしようもない現実を正面から目をそらさずに見ようという。仏教的締念観を語っている。
 
 *85才の大先輩は、自立のできない老人たちのために次々、「人生本」を出して、商売繁盛である。 
 
 私は、商売はやめた。「を背負いながらも下り坂」を楽しむ。「貧すれば鋭する」である。老妻を横目に晩酌だ!
 
 晩酌・・・ベーコン入り野菜炒め(シイタケ・インゲン・キャベツ・ニンジン)、切り干し大根の煮物 、他。酒は いつもの日本酒・ごぼう焼酎


 
 
スポンサーサイト

Comment

管理人にのみ表示する


Copyright ©  酒呑老人(しゅてんろうじん)の晩酌日記. all rights reserved.
Design by Pixel映画山脈