老人の絶望と死 *追加あり
   老人の絶望と死

1月26日
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    論客の 自裁死あはれ 川の音 
 
 21日、78才西部邁が自殺した。強気(り)の論客のイメージがあったが。書物などで「絶望に立つ希望」を唱えていた。
 天下国家を憂いて、最近、健康上の悩みもあって「自裁死」という言葉で自殺を示唆していた。8年間看病した妻を亡くしている。そこで決心したのではないかという。
 
 1960年代の学生運動の生真面目さを引きずり、知性と相まってピュアなままに老人になった感じがする。その知性邪魔し、希望という言葉を消して絶望をもたらしたのか、痛々しい。
    
 73才の私などは「絶望」などする知性も生真面目さもない。
 
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 71才中島義道は、絶えず「」のことを哲学的に考えているという。
 題名に惹かれて読む、難しい。
 
 知性のない私は欲望的に愚直に生きるだけだ。人間は絶対にいつかは死ぬ、それは恐ろしいのだが考えても仕方がない、封印し、とバラの日々を過ごし、老化にまかせ、その順番を待つしかない。
 
 しかし、中島の哲学的頭脳はその曖昧さを許さない。
 
 70才という老境にに入り、「あとは死ぬだけと意識すると無限に虚しく、絶望的なのです」という。実は、二十歳のころ、この虚しさ・絶望に対し、信仰によってではなく哲学によって立ち向かおうと決意したという。50年が過ぎたいま、この絶望を解消できていない。
 
 *これが彼が生きている限りの命題という。
 
 前にも書いたように五木寛之、ひろさちや仏教の「あきらむ」というキーワードで解決している。

 中島は、「時間」という概念がキーワードで解決の糸口だという。

 *どうして、哲学者は難しくいうのか。よくわからないが、私流にまとめる。
 
 「来」はわからないから「ない」、絶望しようがない。「現在」は未来と過去に挟まれている時間が「いま」である。「いま」はすぐ過去になる。「過去」が問題である。過去はなかなか消せない。過去にとらわれている(生きて来た証・記憶がある)限り、絶望から脱出できない。つまり、「生」を意識するから「死」を意識する。「過去=生」を消してしまえば「死」は意識しない。死がなければ絶望はない。「私の過去」を消すのである。
 
 「私の過去は完全にである」と腹の底から確信できるとき、私は絶望から脱出できるのです。死ぬときまで続くこの作業が楽しみなことです」と最後に述べている。
 
 *わかったようで、わからない。哲学者特有の頭脳遊びをしている。
 編集者は「明るく死ぬための哲学」とつけたが、「暗く生きて明るく死ぬ」と解せばいいと筆者はいう。この方がわかるような気がする。
 
 「もう社会があなたを必要としていないのだから、未練たらしくいつまでも働けるふりをするのはやめよう。孫の顔を見て満足するふりをするのもやめよう。安楽な老後を送ろうとするのはやめよう。むしろ、なるべく過酷な老後を送るように努力しよう。・・・真実を目指して、妥協することなく厳密にどこまでも考え続けることである。」とも言っている。
 
 *これが「過去を消す」ことなのか。中島さんは凡人に対して異才を誇っているかのようである。前に「私の嫌いな10の人びと」というのを読んだ。鋭くて面白かったのだが。
 
 こんなことを考えている中島の生き方は暗い、死の絶望を解き明かす哲学的作業は楽しいから「明るく死ぬ」となるのか。
 今のところ、中島は自殺しそうもないことは確かである。*哲学的絶望でない西部さんに親しみを感じてしまう。

 *知性派老人、二人はどことなく顔が似ている。何かを見透す目をしている。
 私は知性もないノンポリである。が呑めなくなったら絶望かもしれない。
 
 どうも、70代の文科系知性派が苦しんでいる感じだ。学生運動が激しかった時代を経験している。老境に知性が邪魔して老人性の状態に陥っているのではないかと思われる。*川端康成は老人性鬱で自殺したと言われている。*ジジイはうじうじと暗い。
 
 そこへいくと、軽い「人生本」で儲けている80過ぎ五木寛之老人は死にそうもない。
 90過ぎ佐藤愛子、寂聴の明るい老婆力の強さは気持ちがいい。 *若くない女は自殺しないか。
 養老孟司老人の理系的知性はわかりやすい。

 豚の生姜焼き、油揚げの乾煎り、他。
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   酒なくて 何の人生 哲学よ
   凡人に 絶望をする 知性なし  無名老人   
   頭脳はね 肴作りに 使うんだ  酒呑老人

 物凄く寒いが、酔い醒ましに夜の星を見る。
  
    
    寒冴えて 折れ線グラフ 星座かな
    人死して 宇宙の星と なりますか
    星光に 億光年の 過去を見る
    地球星 宇宙の塵よ 人も塵  *小さい、小さい、絶望するの?

1月27日 
 *後で考えたこと。
 
 宇宙は無限か、地球は無限に存在するか、わからない。概念として時間無限であるとする。確かなことは人間の寿命は有限である。
 
 人間は時間を使うことで生きている。残された時間を意識した時、人間はあせる、死を恐れる。
 哲学者の中島は人間の有限の虚しさに絶望している。時間という概念がなければ、消せれば、絶望から脱出できるというのは論理的に成り立つ。
 
 しかし、生きた時間(過去)を消すことはできるのか。
 それには思い出を消し、過去を恥じて、小市民的な生活を廃し、現在を過酷に生き真実を求め考え続けることだと、私は解釈した。
    
     あまりにも 哲学的だ 少数派
 
 私は、過去を恥じることはできる。真実とはと、考えてみることはできる。あとはできないよ。
 仏教的諦念の「あきらむ」で絶望(死)を無意識に封印しているのかもしれない。
 
 哲学者の中島氏はそれができないのは当然。考え続ける老人は認知症にはならないだろう。
 認知症予備群の小市民老人の私にとって、2才下の哲学老人の今後の展開は見ものである。
 

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スノウハイクは空振り
  スノウハイクは空振り

1月23日 
 を期待して長靴で、弘法山ハイキングに行く。雪はない、残念。大山・丹沢には雪が見える。低山で、この地は太平洋・平塚湾に近く比較的温暖である。運動のためいつものように歩く。日本海側は大雪で大変で申し訳がないが、風は冷たいが優雅な散歩である。
 雪はこんなものである。
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 例の木里館に寄る。春の山菜天ぷらの看板の誘惑に負けて入る。ゆり根も頼む。
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   空振りで スノウハイクは 酒呑みに
 
 大山・丹沢を眺めながら、寒いがヤッケを引っ掛けテラスで呑む。寒波襲来・平日で客は私一人である。これが至福のひと時というものである。
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   寒風に 独り楽しむ 運の良さ

 草津白根山が噴火し、被害者が出ている。私は優雅に酒を呑む。仕方がない、許してくれ。自然の美も自然の恐ろしさも偶然、人類はで存在しているだけである。明日はわからない。今日の私と家族の無事の運に感謝する。

 
酔い醒めて 読書三昧 夜の顔 *続あり
    酔い醒めて 読書三昧 夜の顔 

1月14日 
 弘法山ハイキングに行く。運動不足解消。体重2キロ増えた。無職は体重が増える。 
 大島が見える
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 歩数計・・・18330歩
   健康だ 無職老人 努力せよ

1月15日 朝は小豆粥。
1月16日 
 箱根山の夕焼け
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   空の妙 夕焼け雲に 明日を見る
 
 身欠きにしん、松前風ニンジン漬け、辛味大根にかつお節をかけて。他。
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1月17日 
 海鮮鍋
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1月18日 
 歯の掃除に東京の中野のかかりつけの歯科医院に行く。気が滅入るが母親の渋谷の病院に寄る。
   
   狂う脳 生きている母 生きざらし
   帰り際 頬を触りて ぬくもりを
 
 突然、電話がかかる。我が家の病人が調子が悪い、不安定だということ。帰りにどこかで呑もうと思ったが止めて急きょ、帰る。私が帰ると、病人は落ち着いた。今や、私は精神安定剤になっている。
   
   病める子が 困難あるも 生きがいに
  
1月19日 
 カキ煮を作る。
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 茹で豚のカイワレ大根添え、油揚げ・ピーマン焼き、他。
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   日が暮れて 今日も癒しの 晩酌か

1月20日
 近所のチューリップ、思わず撮る。
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    チューリップ 目を止めるのも 癒しかな

 豚のカシラ塩ネギ炒め、ブロッコリー・白菜蒸し、他。
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1月21日
 夕方、散歩。箱根山の入日
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   老境に 入日の向こう 極楽か
 
 レンコンのきんぴら、レバ煮、他。
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*このところ、夜中は読書三昧。今は、特異の哲学者中島義道を読んでいる。そのうち感想文を書くつもり。
   
   酔い醒めて 読書三昧 夜の顔

1月22日
 寒波襲来、雪騒ぎ。無職老人のテレビ観戦、許せ。
   雪騒ぎ 現役時代 懐かしき
    
 ブリあら大根を作る。野菜天ぷら、野菜サラダ(キュウリ・生姜・ミニトマト)。
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 *明日は転ばぬよう注意!
   明日チャンス 雪山歩き 自由人




 
松の内からセンター試験まで
    松の内からセンター試験まで

1月5日 
 病人の薬で出かける。日高屋で呑む。おつまみセット(焼き鳥・キムチ・メンマ)、寒いのでタンメンも頼む。
 おつまみをタンメンの中に入れて混ぜる。これはより旨くなる。
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 帰りに、箱根方面の夕日を見る。
  
  家人の 病思いて 夕日見る

1月6日
 豚肉入り白菜鍋、煎り油揚げ、その他。
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1月7日
 朝・・・七草がゆ。晩酌・・・もつ煮込み、ブロッコリー蒸し、他。
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1月8日
 少し、風邪気味。ブロッコリーの軸をきんぴらにして一品とする。
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  松の内 終わりて少し 淋し酒

1月9日
 ネギの青い部分が残ったので、サラミソーセージを入れて炒める。サバの干物焼き。
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  吞み助の なんか肴は ないものか

1月10日
 イワシの丸干し焼き、スモーク風豚レバー煮、天ぷら(セロリの葉・フキの葉・雪ノ下)、納豆。
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  呑兵衛も 酒も喜ぶ つまみかな   

1月11日
 寒波襲来。
 豚バラ大根煮を作る。野菜くずのきんぴら(ゴボウ・レンコン・ニンジン・大根の皮・柚子の皮)。
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  冬寒に 漱石を読む 部屋籠もり  

1月12日
 センター試験前日、私のもう一つのブログ「センター試験満点作戦」の検索数を見る。
 今は教えていないし、SNSなどで宣伝していない割には見ている。
 前に生徒にこのブログの存在を「教えたら」と言ったら、「いやです、僕の有利のためにも」と言われてしまった。
 
 9月・・・269 10月・・・305 11月・・・399 12月・・・557 1月12日現在・・・317  1月13日(当日)・・・16

 58万人の中でのこの少数、君たちはラッキー・有利だ。明日は頑張ってほしい。最後にこんな事を書いていた。
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  鶴庵山人からのエール  
            
 これからの12月・1月・2月が正念場! 第一の人生の頑張りどころ、第二・第三はあるけれど、とりあえず、ここをクリアしよう。
 そして、いつか、余裕ができたら自分の範囲の中で、ちょっと人を助けてあげるようなことができたらいいね。
 そういう人になってほしい。 健闘を祈る! ~さようなら~

     2017年12月16日  鶴庵山人 *このブログのペンネーム
 ・・・・・・・・・・・・・・

   受験もか インターネットで 様変わり  鶴庵山人
   呑兵衛も お助けマンに 変身よ     酒呑老人
   老人も スマホ時代に ガンバルよ
 
 昨日の残りの豚バラ大根、ネギ・ピーマン焼き、他。
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初詣 大山に霊水を取りに
   初詣 大山に霊水を取りに

1月2日 
 スーパームーン
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 おせちで酒を呑むのみ。

1月3日
 運動を兼ねて、大山に初詣。ケーブルは混むので、蓑毛から蓑毛越えをして大山阿夫利神社の下社まで2時間ほど歩く。。
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 今回は何回も登っているので頂上へは行かない。下社の中に大山名水が出ている、龍の口から流れている霊水である。
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 実は、これを若水として手に入れるのが目的でもある。私としては、変若水(おちみず)ともいい、若返りの水で新年最初のお水取りの行事である。なるべく遠いところから汲むほど効果があるとされる。大山は最適である。

 万葉の時代からの立春・新年の風習である。お供え水・飲み水・煮炊きとして使う。呑兵衛の私の場合は、水割り・お湯割りである。

  新年に 若水飲みて 志新たに

 江ノ島を望む。
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 下山してケーブル下の土産店の中で大山名物の豆腐会席料理で呑む。贅沢だが正月だから良しとする、7品コース3000円。
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           豆乳の湯豆腐・胡麻豆腐
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              湯葉・ちり豆腐鍋
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              豆乳グラタン・揚げ出し豆腐・他
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              ご飯セット・デザート(黒豆・黒蜜かけ豆腐)
 *女性向きである。

  老年の 一人遊びも 慣れにけり
  正月や 自然を友と 遊びをり
 
 *歩数計・・・17521歩でした。 
特別号 大晦日・元旦模様  2018年 年賀状 *続き追加
     特別号 大晦日・元旦模様  2018年 年賀状 

12月31日
 曇り、大山の頂上は雲の中、今年最後の入日はダメか。大晦日の昼間はなぜかさびしい。
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 おせちをセットする、呑兵衛専用のツマミである。*女性・子供には向かないかも。
 
 豚レバー煮、豚ヒレ煮、サザエ・牡蠣・芝エビの佃煮。*保存のためどうしても味が濃くなる。酒には合う。
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 鮎の稚魚の佃煮、山椒じゃこ、田作り、ごぼうとレンコンのきんぴら。
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 松前風ニンジン漬け、数の子、大根のシソ梅漬け。
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 晩酌・・・ソイとブリの刺身、油揚げ・ピーマン焼き。

 年越しそばを作る。信州産そば粉100%、かつおだし・干し椎茸・醤油・日本酒・みりん+ねぎ・かまぼこ・小松菜・のり・一味唐辛子。
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  大晦日 忘年の酒 しみじみと  
  除夜の鐘 蕎麦をすすりて 年越しか 
  くる年も あと何年か 除夜の鐘    酒呑老人

1月1日
 2018年、新年になりました。
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            年賀状     

      A HAPPY NEW YEAR 
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      2018年 元旦 7:00撮影 自宅前

   初日の出 世界の平和 願ひけり
   初日の出 あなたの幸を 祈りけり

   いつまでも 太陽昇る この平和
 
 *自己満足ながら、今年もブログを続けます、宜しくのほど。 

   2018年 元旦                    酒呑老人
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 *早速、年賀状が何通か届きました。ありがとうございます。通知済みのことなのですが、昨年から年賀状をやめております。
 代わりに、今年からはブログで発信します。宜しくの程ご承知ください。
 「あなた」は、私のブログを読んでくださるあなた宛てなのです。

 朝の富士山遠望、少し朝日で色づいている。
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  新年の 朝日を浴びる 富士の峰
 
 朝の大山 
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  初春の 山を望みて 寒き道
 
 正月だ、朝酒と行こう。八海山・久保田を呑む。
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  年初め 朝酒呑むは 平和なり

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 夜の部に続く!

 新年最初の日没 箱根山の夕焼け
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 DSC_2239.jpg後ろには早くも1日前のスーパームーンが出る。
  
  悠久の 天地の偉大 美しき
  
 正月の晩酌と行こう。おせちだ!
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  初春の 若菜を添えて 蝋梅も
 DSC_2278.jpg DSC_2277.jpgワイン
  
   夕焼けに ほろほろと呑む 酔い初め

 *今年も、山に登り、美しい日の出・夕日・月を見、旨い酒を呑むために生きてみせるぜ!  酒呑老人



  
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